父の遺言状に基づいて遺産相続

NO IMAGE

父が亡くなったのは私が24歳の時のことです。
その5年ほど前に心筋梗塞の発作を起こしてから、いつ死んでもおかしくないと思っていたようでした。
生前より「若いうちに大金を持つとろくなことにならない」と言っていた父ですから亡くなった時に「遺言状があるのでは?」とうっすら思っていました。
しかし、どうやら父は母にもはっきりとその事は告げていなかったようなのです。
大阪での静かな葬儀やら何やらが一通り終わったころ、遺言状が出てきました。
やはり父は遺言状を書いていて、それは家の登記書と一緒にタンスに仕舞われていたのです。
文面はいたって簡潔でした。
「全ての財産を妻に遺す」と。
私は三人兄弟ですが当時みんな20代、お金にそこまで執着する年でもなかったし何より父の意志は尊重すべきだろうと思いました。
でもやはり、気分的には落ち着かなかったことを覚えています。
父の意志は尊重すべきという理性と大金が手に入らなくなるという欲の間で揺れていました。
母は遺言状をもとに行動を始め、簡易裁判所に行かなければならなくなった時、すごく嫌な気持ちになりました。
裁判所で遺言状を父のものと認めて、その内容に異論がないか言うだけですが、何となく親子でありながら敵のような感じが嫌でした。
とにかく欲に負けずに父の意志を尊重できて良かったです。
あんまり、こんな思いはしたくないですね。

未分類カテゴリの最新記事